学習教材のイラスト制作で注意している6つのポイント+α|伝わりやすい教材にするためのコツ
最終更新
2026/8/23
公開日時
2026/8/17
学習教材につかうイラストは、一般的なWebや雑誌のイラストとは少し役割が違います。いちばん大切なのは、きれいに描くこと以上に「勉強の内容が、パッと正確に伝わること」です。
この記事では依頼する側も描く側も、お互いが気持ちよくお仕事を進められるよう、大切なポイントを分かりやすく整理しました。ぜひ、ご活用ください。
知っておきたい!教材イラスト制作の7つのコツ
1)主役はあくまで「勉強の内容」
イラストで飾り立てすぎず、伝えたいポイントが一目でわかる工夫が大切です。
たとえば「算数の文章題(りんごの切り分け)」のイラストなら、装飾の可愛さよりも「何個あって、どう分けられているか」という数の関係がパッと見て伝わるかどうかがポイントです。
無駄な装飾を増やしすぎない
キャラクターの表情やポーズをわかりやすくする
重要な部分が一目でわかる構図にする
文章や図解と競合しない色・サイズにする
2)読む人の年齢(ターゲット)に合わせる
幼児・小学生: 親しみやすく、表情やリアクションを大きめに
中高生: 親しみやすさと、正しさ・分かりやすさのバランスを意識
大人・資格本: 無駄な装飾を省き、シンプルでスッキリした見やすさを重視
3)「何を見せるための絵か」をピンポイントで共有する
「体育の授業のイラスト」と大まかに伝えるよりも、「小学生が体育館で跳び箱を跳んでいるイラスト」と具体的に共有すると、構図やポーズに迷わなくなります。
4)間違った知識が伝わらないようにする
生物の形、理科の実験器具、歴史の服装、数学の図形などは、絵としての見栄えよりも「教科書として正しいか」が最優先。しっかり資料を確認しながら描くのが安心です。
生物の形状
人体の構造
実験器具
地理・地図
歴史上の服装や道具
数学の図形
科学現象
これらのイラストは実際の知識と違って見える表現は避ける必要があります
5)小さく印刷されても分かりやすく
教材のすみっこに小さく載ることも多いため、ごちゃごちゃした線を減らしたり、シルエットだけでも何をしているか伝わるシンプルな描画を心がけましょう。
細かすぎる線を減らす
重要部分を明確にする
色数を増やしすぎない
シルエットでも内容が伝わるようにする
小さいサイズでも表情や動きが判別できるようにする
特にイラストレーターは「実際の掲載サイズでイラストを確認する」ことが重要です。
6)全体の絵柄(テイスト)をそろえる
線の太さ、塗り方、キャラクターの頭身などを統一します。1枚ずつ見ると素敵でも、本全体で絵柄がバラバラだと読者が集中できなくなってしまいます。
キャラクターのデザイン
線の太さ
色
表情
パーツの描き方
背景
デフォルメ具合
以上がイラスト制作するうえでのポイントとなります。あと追加で契約に関する点からポイントをひとつご紹介します。
権利や使い道を最初に話し合っておく
「紙の本だけにつかうのか」「アプリやWebサイトでもつかうのか」「カットして使っていいか」など、あとから困らないよう最初にすり合わせておきましょう。
そのため、
どこに掲載するのか
紙媒体だけなのか
電子版にも使用するのか
改変・トリミングしてよいか
二次利用の範囲
著作権の扱い
クレジット表記の有無
使用期間・地域
などを、制作前に確認しておくとトラブルを防ぎやすくなります。
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まとめ:伝わる教材イラストで、学びをもっと楽しく!
学習教材のイラストは、単に「ページを華やかにする飾り」ではありません。子どもから大人まで、読者が「なるほど、そういうことか!」と直感的に理解するための強力な要素です。
理想のイラストをカタチにするためのポイントをおさらいしましょう。
お互いのゴールをそろえる 「キレイな絵」よりも「勉強の内容が正しく伝わる絵」を目指すのが共通のルールです。
ターゲットと目的を明確に 「だれが」「何のために読むのか」を意識するだけで、描くべき構図やタッチが自然と見えてきます。
準備と共有をていねいに 依頼側は具体的な指示書や資料を用意し、描く側は掲載サイズや権利関係までしっかり確認しておくことで、後からのトラブルや大幅なやり直しを防げます。
発注者とクリエイターがしっかりと手を携えることで、教材のわかりやすさは何倍にも跳ね上がります。ぜひ今回のポイントとチェックリストをご活用いただき、読者の学びを支える素敵なイラスト制作にお役立てください!
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